目上の方の家に訪問する際、手土産をお持ちすることは大切なマナーです。
何を選び、またどのようにお渡しするかはとても重要ですね。
もうひとつ大切なこと、それは”添えることば”
適切なことばを添え、気持ちをのせ、ココロも一緒に贈りたいですね。
そこで「○○ですが、ぜひご賞味ください」
このことばは、厳密にいうと好ましくありません。
理由は「賞味」には「食べ物をほめて味わってください」という意味が含まれているからです。
自分が持って行った手土産を「どうぞほめて味わってください」なんて(笑)
押しつけがましい印象に映りますね。
日本人は謙遜するという美しいココロも持っています。
こういった場ではこの精神美を表したことばを添えた方が美しく映ります。
手土産をお渡しする際
「どうぞ召し上がってください」
なぜこの手土産を選んだのかということばも添えながら
「よろしければ召し上がってください」
こちらが好ましいですね。
せっかく選んだ手土産、ココロをこめて丁寧に届けたいですね。
ルミナスフィニッシング・マナースクール
井上実智子