日本の偉大な経営者、松下幸之助さんのエピソードや
ためになるお話はたくさんあります。
その中から「マナー」に関するエピソードをひとつ。
それは”和室へお客様を招く”という大切な日。
準備をしていた社員にこの言葉を投げかけます。
「きみ、座布団が裏返しや」
・・・・・・!!
和室に座布団がずら~っと並べられていて、パッと見て誰が
「この座布団 裏返し」と気付くのでしょうか。
そう、座布団はフサがついていれば一目瞭然なのですが、
ついていないものが正式であり
客人は裏か表か、なかなかわからないものなのです。
おそらく、何百人いても気付くのは1人?
もしかしたら気付く人なんていないかもしれません。
ですが、偉大な松下幸之助さんに言わせれば、
「その気付くかもしれないたった1人をもおろそかにしてはならない」
その細やかすぎる気配りを積み重ねて、あの大企業をつくった、
ということなのですね。
日本が生んだ偉大な経営者が、まさか座布団の向きまで細やかに
指示されるなんて・・・本当に感服してしまいます。
大人の品格マナーコース では、もちろん座布団マナーあれこれも
細かくお教えしております。
当たり前の事を大切に
私たちも見習っていきたいですね。
ルミナスフィニッシング・マナースクール
井上実智子