皇族の方が主催のパーティー、
晩餐会。
それらを任された料理人やサービススタッフたちが心掛けていることって何でしょう。
私たち一般客にサービスする心構えとは別に、皇族の方々へのサービスは特に細心の配慮と注意が必要です。
いくつか紹介しますと、
まず、皇族の方々は基本、お手洗いに立ちません。
ですのでグラスへのお水の量も控えめに出されたり、スープの量も配慮がなされます。
また、日本国を背負って皇室外交を展開されているわけなので
”出された料理をキレイに食べたい(残したくない)”
との気持ちも強いそう。
そうなると、あらかじめ苦手な食材をできるだけ避け、適温でおいしくお出しする、というのが徹底されなければなりません。
また、おもしろいところでは
皇族の方以外の出席者へのサービスの配慮ということで
”お茶を普通量の7分目で出す”というのがあります。
理由は
だれでも皇族の方の前に出たら緊張してしまうから、です!
緊張してしまい、手が震えてお茶がこぼれてしまわないよう、最初から7分目ほどのお茶の量にしてお出しします。
なるほど。
サービスとは先回りして不備・不便の無いよう、そしてすべての方々が心地よく楽しめるよう場を提供するのですね。
勉強になりますね♪
ルミナスフィニッシング・マナースクール
井上実智子