お鮨の流儀

お鮨の食べ方。

 

日本人であればお鮨も美しく頂きたいですね。

お鮨は”食べ方”はもちろん、「鮨屋に行く」という自宅からの”心構え”から、他の店に行くときとは違う準備をしていかなくてはいけません。

 

その一例ですが、当然香水関係はNGです。

 

今はフレグランスのきいた洋服の香り(洗剤)もあるので要注意です。

 

その他気遣いを施しながら準備をし、鮨屋に向かいます。

 

カウンターに座り、注文したお鮨が目の前に。

さて、何に一番気を付けるか☆

 

それは”出された鮨はいち早く頂く”ということ。

 

そうですね、30秒以内でしょうか^^

 

どんなことがあっても(話が弾んでいたとしても)1分以内を守ってください。

 

お鮨は、握ってもらった時が最終段階。

つまり、一番おいしい時なのです。

 

それが、カウンターに出され1分経過…2分経過…3分経過…

 

ハイ、もうそれは別物☆(職人の方曰く)

 

お鮨は空気にさらされる時間とともに、職人が意図した鮨とは別のものに変化していく食べ物なのです

 

こだわりの強いお鮨屋さんは、座敷に出すことも避けるためカウンターしかない店づくりをすると聞いたことがあります。

 

売上よりも”お客様に一番おいしいものを召し上がってほしい”という気持ち。

 

そのような熱い情熱を持って握ってくれている一貫の結晶

 

1分以上放置するなんて失礼にあたりますよね^^

 

出してもらったら、一番おいしい時に美しいマナーと作法で頂きましょう

 

 

ルミナスフィニッシング・マナースクール

井上実智子